五福臨門について
人生におけるすべての福を、自分の入り口に集めてくれます
五福臨門とは、すべての福(五福)を自分の入り口に集めてくれる壁掛けのことです。
「蝙蝠(こうもり)」は、中国で別名、福鼠(福のねずみ)と呼ばれ、縁起のいい動物として大切にされています。五匹の蝙蝠を象ったデザインは、有名な中国の古典的デザインで「五福臨門」と呼ばれています。これは「人生における五つの福(すべての福)を、自分の入り口に集めてしまう」ということを意味しています。
五つの福とは、
「長寿」・・寿命が長く、福と寿が伴っていること
「富貴」・・財産やお金が十分にあり、地位が高く尊敬されること
「康寧」・・健康で心が安定していて、心配事はなにもなく穏やかなこと
「好徳」・・いつも良い行ないができ、広く陰徳を積むことができること
「善終」・・臨終の際に心残りがなく、安心して現世を離れることができること
で、これらすべてを得ることは、人生においてこれ以上の幸せはないと言われていますが、庶民の間では、一般的に「福、禄、寿、喜、財」を五つの福とする考え方もあります。
また、蝙蝠は招福と同時に強力な化殺効果を期待することもできます。例えば、部屋の天井に張り出した横梁から受ける「圧殺」の解消にも用いることができます。
日本では蝙蝠を、何か不気味なイメージでとらえがちですが、中国では、使用する人の健康や運気も大きくアップしてくれる、非常にめでたい生き物だとされています。
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